自作PCパーツの選び方

ビデオカードの選び方

2005/06/20

3D描画性能を左右するビデオカード

ビデオカードは2D/3Dの描画処理機能を持ち、モニターに出力する役割を持っています。
そのためビデオカードに搭載されるビデオチップによって2D/3D描画性能が大きく変わります。ビデオチップやビデオカードのメーカーによっては画質や発色も若干違います。

ビデオカードにはVRAMと呼ばれるメモリが搭載されていて、描画処理で使うデータを記憶する領域です。メインメモリ(マザーボードに搭載するメモリ)とは独立しています。
VRAMの容量は多いほうがよいですが、性能は搭載されるビデオチップによって変わるのでVRAMの容量がそれなりにあればVRAMで性能が変わることはほとんどありません。
3Dゲームをする場合はVRAMは128MBほどあれば十分でしょう。

オンボードビデオ

マザーボードの種類によってはオンボードビデオ機能が搭載されているものがあります。
3Dゲームを全くしない人はオンボードビデオで十分でしょう。
オンボードビデオのVRAMはメインメモリの一部を使用します。VRAM容量は基本的にBIOSで設定することができます。

ビデオチップ

ビデオカードの中核部分にあたるビデオチップ(GPU)を製造しているメーカーにはnVIDIA・ATi・Matroxなどがありますが、実際はほとんどnVIDIAとATiの2大勢力の独占状態になっています。

■nVIDIA

nVIDIA社のGPUで有名なGeForceシリーズは昔からゲーマーに人気がある定番GPUです。
その理由としては、ゲームメーカーがGeForceに最適化していて、nVIDIAドライバーの完成度も高く安定しているという点があります。
ゲームをプレイしたいならGeForceを選んでおけばゲームで不具合がでることはほとんどないでしょう。

また、PCI-EのGeforce6600・6800シリーズはSLIという技術に対応しており、このSLIを使用することによって2枚の同じビデオカードを連動して描画させることが可能になり、性能を大幅に上げることができます。
SLIを使用するにはSLIに対応したマザーボードが必要になります。

■ATi

ATi社のGPUで有名なRADEONシリーズはGeForceと同等かそれ以上の性能がありますが、ドライバーがnVIDIAに比べると完成度が低くゲームによっては不具合が出たりすることもあるようです。
また、2D画質や発色がよく、ビデオオーバーレイ画質もかなり綺麗です。
ゲームをプレイするならなるべくRADEONは避けたほうがよいでしょう。

■Matrox

Matrox社のGPUで有名なものにはMillenniumシリーズやParheliaシリーズがあります。
MatroxのGPUは3D性能はほとんどありませんが、画質や発色、TV出力画質が大変よく評判があります。
ParheliaシリーズはDirectX9.0に対応しており、3D性能が上がっていますが、3DゲームをするならやはりGeForceシリーズを選んだほうがよいでしょう。

■DirectX・OpenGLとは?
DirectXとはMicrosoftのマルチメディア機能を強化するAPI群で、DirectXを利用することによってハードウェアを直接効率よく使用することが可能になります。
OpenGLはSillicon Graphicsなどによって開発されたプログラムインターフェイスで、3D描画の機能を提供します。

■オーバーレイ表示とは?
PC画面の表示にビデオ出力を合成する機能です。
オーバーレイ表示を利用することによってビデオ表示はGPUで高速処理され、CPUの負荷が軽減されます。

"地雷"カードについて

ビデオカードのスペック表示から判りにくいボトルネックになる要素を持つビデオカードを一般的に"地雷"と呼ばれます。
具体的にはメモリバス幅が普通は128bit、ハイエンドでは256bitあるのに対し、地雷カードでは64bitしかない"64bit地雷"と呼ばれるものや、メモリクロックが低くなっている"低クロック地雷"と呼ばれるものがあります。

64bit地雷は価格が安いものやファンレスカードに多く見られます。LowProfileカードは構造上ほとんどがメモリバス幅が64bitになっています。
低クロック地雷はバリューセグメントのカードでVRAMが256MBのものによくあります。

ビデオカードを購入する前にメモリバス幅やメモリクロックをチェックし、地雷を踏まないように注意しましょう。

AGPとPCI-Expressについて

ビデオカードとマザーボードを接続するインターフェースには現在AGPとPCI-Express(以下PCI-E)があり、それぞれ転送速度もスロットも違うので互換性は全くありません
マザーボードが対応しているスロットと同じ規格のビデオカードを購入しないと使用することができないので注意しましょう。
PCI-Eのほうが新しい規格で転送速度も高速なため、今後はPCI-Eが主流になっていくでしょう。

■AGP

AGPのビデオカード AGPには1x/2x/4x/8xモードがあり、それぞれAGP速度を1倍/2倍/4倍/8倍した速度になっています。AGP規格にはAGP1.0(1x/2x)/2.0(4x)/3.0(8x)があり互換性はありません。しかしマザーボードやビデオカードでは複数の規格に対応しているものもあります。AGP 8xの転送速度は2.1GB/sとなっています。
最近のマザーボードはほとんどAGP 8xか4xに対応しているので、8xか4xのカードを選べば動作するでしょう。(1xや2xのカードは使用できません。)

■PCI-Express

PCI-Expressのビデオカード PCI-Eとは従来のPCIのようなパラレルインターフェースではなくシリアルインターフェースの規格で、高速転送が可能になっています。PCIとは互換性はありません。
一方通行の伝送路を2本束ねた"レーン"と呼ばれるものを1単位とし、レーンを複数束ねることによって転送速度を上げることができます。1レーンの転送速度は500MB/sとなっています。
例えば、PCI-E x16というのは16レーン束ねたもので、データ帯域は8GB/sあります。

ビデオカードを選ぶ

※ここに転載している製品の仕様の内容ついては保証いたしません。購入する前にメーカーサイトやショップで確認を取るようにお願いします。もしミスがありましたら管理者までメールして頂けると有難いです。

■バリューセグメント
■メインストリーム
■ハイエンド

バリューセグメント

■GeForce 6200

GF6600からGDDR3やSLIなどの機能が省かれたGeForce6シリーズ最下位のビデオカードです。
価格が安めで、それほど重い処理がない3Dゲームをしたいユーザ向けのGPUです。

Leadtek WinFast PX6200 TD
ビデオチップ: GeForce 6200 300MHz
ビデオメモリ: DDR 128MB 128bit 275MHz
スロット: PCI-E x16
出力コネクタ: D-sub *1, DVI-I *1, HDTV *1
その他: DirectX 9.0 ShaderModel 3.0, OpenGL 1.5
[ T-ZONEにて販売中 ] [ メーカーサイト ]

■GeForce FX5200

価格が安く、3D性能がほとんどありませんが2D画質がよいみたいです。
3Dゲームをしないユーザー向けのGPUです。

Albatron FX5200P
ビデオチップ: GeForce FX5200 250MHz
ビデオメモリ: DDR 128MB 128bit
スロット: AGP 8x/4x
出力コネクタ: D-sub *1, DVI-I *1, TV-OUT
その他: DirectX 9.0, OpenGL 1.4
[ TSUKUMOにて販売中 ] [ メーカーサイト ]

■RADEON 9600

コア電圧が低いため省電力・低発熱なGPUで、画質もかなりよいです。

SAPPHIRE ATLANTIS RADEON 9600
ビデオチップ: RADEON 9600 325MHz
ビデオメモリ: DDR 128MB 128bit 200MHz
スロット: AGP 8x/4x
出力コネクタ: D-sub *1, DVI-I *1, TV-OUT
その他: DirectX 9.0, OpenGL 2.0
[ T-ZONEにて販売中 ] [ メーカーサイト ]

メインストリーム

■GeForce 6600

3D性能が高く低発熱でコストパフォーマンスに優れたGPUです。

Leadtek WinFast PX6600 TD
ビデオチップ: GeForce 6600 300MHz
ビデオメモリ: DDR 128MB 128bit 275MHz
スロット: PCI-E x16
出力コネクタ: D-sub *1, DVI-I *1, HDTV *1
その他: DirectX 9.0 ShaderModel 3.0, OpenGL 1.5
[ クレバリーにて販売中 ] [ T-ZONEにて販売中 ]
[ メーカーサイト ]

Leadtek WinFast A6600 TD
ビデオチップ: GeForce 6600 300MHz
ビデオメモリ: DDR 128MB 128bit 275MHz
スロット: AGP 8x
出力コネクタ: D-sub *1, DVI-I *1, HDTV *1
その他: DirectX 9.0 ShaderModel 3.0, OpenGL 1.5
[ TSUKUMOにて販売中 ] [ メーカーサイト ]

■GeForce 6600 GT

GF6600の上位モデルでコア/メモリ周波数が500MHz/500MHzになっており、性能がかなり上がっています。
コストパフォーマンスも非常によく、3DゲームをバリバリしたいというユーザーにオススメのGPUです。

Leadtek WinFast PX6600GT TDH
ビデオチップ: GeForce 6600 GT 500MHz
ビデオメモリ: DDR3 128MB 128bit 500MHz
スロット: PCI-E x16 SLI対応
出力コネクタ: D-sub *1, DVI-I *1, HDTV *1
その他: DirectX 9.0 ShaderModel 3.0, OpenGL 1.5
[ クレバリーにて販売中 ] [ 特価COMにて販売中 ]
[ メーカーサイト ]

MSI NX6600GT-TD128E
ビデオチップ: GeForce 6600 GT 500MHz
ビデオメモリ: DDR3 128MB 128bit 500MHz
スロット: PCI-E x16 SLI対応
出力コネクタ: D-sub *1, DVI-I *1, HDTV *1
その他: DirectX 9.0 ShaderModel 3.0, OpenGL 1.5
[ クレバリーにて販売中 ] [ TSUKUMOにて販売中 ]
[ メーカーサイト ]

Albatron PC6600GT
ビデオチップ: GeForce 6600 GT 500MHz
ビデオメモリ: DDR3 128MB 128bit 500MHz
スロット: PCI-E x16 SLI対応
出力コネクタ: D-sub *1, DVI-I *1, HDTV *1
その他: DirectX 9.0 ShaderModel 3.0, OpenGL 1.5
[ TSUKUMOにて販売中 ] [ 特価COMにて販売中 ]
[ メーカーサイト ]

Leadtek WinFast A6600GT TDH
ビデオチップ: GeForce 6600 GT 500MHz
ビデオメモリ: DDR3 128MB 128bit 450MHz
スロット: AGP 8x
出力コネクタ: D-sub *1, DVI-I *1, HDTV *1
その他: DirectX 9.0 ShaderModel 3.0, OpenGL 1.5
[ 特価COMにて販売中 ] [ クレバリーにて販売中 ]
[ メーカーサイト ]

MSI NX6600GT-VTD128
ビデオチップ: GeForce 6600 GT 500MHz
ビデオメモリ: DDR3 128MB 128bit 500MHz
スロット: AGP 8x
出力コネクタ: D-sub *1, DVI-I *1, HDTV *1
その他: DirectX 9.0 ShaderModel 3.0, OpenGL 1.5
[ クレバリーにて販売中 ] [ メーカーサイト ]

■RADEON X700 PRO

RADEON X800の下位モデルで、パイプラインなどが減らされています。
低発熱で画質が非常に綺麗です。

SAPPHIRE RADEON X700 PRO
ビデオチップ: RADEON X700 PRO 425MHz
ビデオメモリ: DDR3 256MB 128bit 430MHz
スロット: PCI-E x16
出力コネクタ: D-sub *1, DVI-I *1, HDTV *1
その他: DirectX 9.0 , OpenGL 1.5
[ TSUKUMOにて販売中 ] [ メーカーサイト ]

ハイエンド

■GeForce 6800

GF6600に比べて性能は上がっていますが、発熱が増えているのでビデオカードの隣のスロットはあけておく方がよいでしょう。
コストパフォーマンスはRADEONに比べてよいでしょう。

Leadtek WinFast PX6800 TDH
ビデオチップ: GeForce 6800 325MHz
ビデオメモリ: DDR3 256MB 256bit 300MHz
スロット: PCI-E x16 SLI対応
出力コネクタ: D-sub *1, DVI-I *1, HDTV *1
その他: DirectX 9.0 ShaderModel 3.0, OpenGL 1.5
[ TSUKUMOにて販売中 ] [ T-ZONEにて販売中 ]
[ メーカーサイト ]

MSI NX6800-TD128
ビデオチップ: GeForce 6800 325MHz
ビデオメモリ: DDR3 128MB 128bit 350MHz
スロット: AGP 8x
出力コネクタ: D-sub *1, DVI-I *1, HDTV *1
その他: DirectX 9.0 ShaderModel 3.0, OpenGL 1.5
[ 特価COMにて販売中 ] [ Faithにて販売中 ]
[ メーカーサイト ]

■GeForce 6800 GT

GF6800の上位モデルで、GF6800Ultraの低クロック版にあたります。コストパフォーマンスはかなりよいです。

Leadtek WinFast PX6800 GT TDH
ビデオチップ: GeForce 6800 GT 350MHz
ビデオメモリ: DDR3 256MB 256bit 500MHz
スロット: PCI-E x16 SLI対応 2スロット仕様
出力コネクタ: DVI-I *2, TV *1
その他: DirectX 9.0 ShaderModel 3.0, OpenGL 1.5
[ クレバリーにて販売中 ] [ Faithにて販売中 ]
[ メーカーサイト ]

Albatron PC6800GT
ビデオチップ: GeForce 6800 GT 350MHz
ビデオメモリ: DDR3 256MB 256bit 500MHz
スロット: PCI-E x16 SLI対応
出力コネクタ: DVI-I *2, TV *1
その他: DirectX 9.0 ShaderModel 3.0, OpenGL 1.5
[ TSUKUMOにて販売中 ] [ メーカーサイト ]

Leadtek WinFast A400 GT TDH
ビデオチップ: GeForce 6800 GT 350MHz
ビデオメモリ: DDR3 256MB 256bit 500MHz
スロット: AGP 8x 2スロット仕様
出力コネクタ: D-sub *1, DVI-I *1, TV *1
その他: DirectX 9.0 ShaderModel 3.0, OpenGL 1.5
[ TSUKUMOにて販売中 ] [ クレバリーにて販売中 ]
[ メーカーサイト ]

■GeForce 6800 Ultra

GF6800GTの上位モデルでクロックが高くなっており、GeForceシリーズでは最強の性能と言えるGPUです。
発熱が多いため2スロット仕様のクーラーになっています。

Leadtek WinFast PX6800 Ultra TDH
ビデオチップ: GeForce 6800 Ultra 400MHz
ビデオメモリ: DDR3 256MB 256bit 550MHz
スロット: PCI-E x16 SLI対応 2スロット仕様
出力コネクタ: DVI-I *2, TV *1
その他: DirectX 9.0 ShaderModel 3.0, OpenGL 1.5
[ クレバリーにて販売中 ] [ Faithにて販売中 ]
[ メーカーサイト ]

■RADEON X850 XT Platinum Edition

RADEONシリーズの最上位モデルで、X800シリーズよりクロックが高くなっています。

SAPPHIRE RADEON X850 XT Platinum Edition
ビデオチップ: RADEON X800 XT Platinum Edition 540MHz
ビデオメモリ: DDR3 256MB 256bit 590MHz
スロット: PCI-E x16 2スロット仕様
出力コネクタ: DVI-I *2, VIVO *1
その他: DirectX 9.0 ShaderModel 3.0, OpenGL 1.5
[ Faithにて販売中 ] [ メーカーサイト ]

自作PCパーツの選び方
1.はじめに
2.CPUの選択
3.マザーボードの選択
4.メモリの選択
> 5.ビデオカードの選択
6.ハードディスクドライブの選択
7.光学ドライブの選択
8.ケース・電源の選択